この森に還るまで
雪が降ったら 虹になる 嵐の夜にも 朝がくる
長い長い夜が明け 最後の星が 消えるまで
草の海をかきわけて どこまでも走ってゆく
揺れる尻尾を追いかけて 流れる星に追いつくまで
大切な人がいる 美しいこの森に
私には 揺れる尻尾はないけど
空渡る ツバサもないけど
朝露の ひとしずくみたいに いくつもの瞳を映してる
私の心は いつだって この森を渡る風の色
風の歌をうたおう 命の歌をうたおう
私たちを育ててくれた 世界をうたおう
夢のカケラを探そう 森の小道をあるこう
いくつもの 思い出重ね 心のアルバムに残そう
長さの違う 糸巻き車
知ってる だから今を 精一杯生きたいの
どんな 長い道のりでも 向かい風の中でも
歩いていけるよ 君となら
いつか瞳 閉じる時 貴方を探す 旅に出る
胸にあふれる思い出を 道しるべにして
ねぇ 何度でも 会えるから
貴方を 忘れるまで
