Our world's Distance



もっと わがままになれたら  生きたいように 生きられたら
どんなにか楽だっただろう  こんな私でなかったら


 ふけていく 透明な夜 何枚重ねて 透かしても
 見える景色は 変わらない 退屈なほどに明らかな明日(あす)

 振り向いてほしいと 心のどこかで 願っていたのかな

また あなたが遠くなる  どうしてこんなに 心が疼くの
言葉にならない 想いだけ  雪のように降り積もる


 過ぎてゆく 穏やかな日々 いつか大人になって
 繰り返す 詩(うた)の言葉を 変えられないまま

 見えているけど 近くて遠い ガラス張りの 世界で

知っていたはずの未来さえ  どうしてこんなに 胸が痛いの
もっと わがままになれたら  こんな私でなければ


また あなたが遠くなる  どうしてこんなに 心が疼くの
声にならない 叫びだけ  嵐のように吹き抜けて

夢を追うたび 傷ついて  流れる涙も 乾かぬうちに
あなたはどこへと向かうの  私に 何ができるの


そっと祈るよ あなたの手が  はるかな光に届くように
それが 戻れない道ならば  もう振り向かないで



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