Ari-no-mama
着飾るのは あんまり 好きじゃなかった
ありのままの 自分でいたいと 思っていたから
化粧するのは あんまり 好きじゃなかった
鏡の中の 自分が他人に 見えてしまうから
気づけば 嘘ついて ごまかして
塗り固めた言葉で 自分自身 見えなくしてる
自分にさえ 嘘をついて 守りたいのは 自分なの?
誰のために チークつけて 誰のために まつ毛伸ばすの?
めくるめく オンとオフとの くり返し
どちらが表か 本当の自分か もう分からないね
いつでも 社交辞令 とりつくろい
自分探しという名の 旅をあきらめきれない
おしゃれは 身だしなみなの それとも 自己満足?
嘘のコスメは 世渡り術 それとも もう戻れないだけ?
愛されたいと願うだけ 失うものも多くなる
“みんなと同じ”が 義務ならば 個性は はじかれる 誤差ですか?
飾りを全部はずしたら そこに “本当の私”がいるの?
誰かのため 着飾って 我慢するのは 当たり前?
誰のためでもなく 自分のため おしゃれしたのは いつですか?
重ねた嘘も 伸ばした髪も 全部私だから…
約束のない 日曜日
小さなリボン 自分のために結ぼう
